風に揺れるカーテンと小鳥の囀りに誘われて目を覚ます。
冬もそれなりに暖かい気候の冬木の町だが、やはり春を迎えての温かさと日溜りは格別だ。
4月の暖かい風が頬をなでる。
昨晩、確かに窓を閉めてから眠りについたはずだから、桜が開けて行ってくれたのだろう。

グッ、と身体を伸ばし、欠伸を一つ。
それだけで、肉体も精神も完全な覚醒状態になる。
戦の時は、不眠不休で戦うことや、山野に伏す事だってしょっちゅうあった。
だから、歴戦の勇者たる彼は何時でも熟睡でき、意識の覚醒もお手の物だった、ましてや、寝床が柔らかなベッドの上なら尚更だ。
最も英霊となった今、本来は睡眠さえも必要としないわけだが。



食卓には朝食が用意されている。
桜が出かける前に用意して行ってくれたらしい。
それを電子レンジで暖めて食事を取る。

「いやいや、便利な世の中になったもんだな」

切り替えも順応も早い彼は、現代文明に慣れるのも早かった。

「ふぅ〜、美味かった」

朝食を残さず腹に収めて、爪楊枝で歯をシーシーしながら日本茶を啜る。
まるで、どっかのおっさんである。
それでいいのか?クー・フーリン。

「今日はどこに行くかな・・・」

そう呟くランサーの視界の隅にある物が映った。

「今日は桜はブカツ・・・ってやつか。よし!」

こうして、ランサーの何気ない一日が始まったのだった。


蒼い春風 番外編

日常模様


引き絞られた弓から矢が勢い良く放たれる。

『これは、完璧』

吸い込まれるように、矢が的の中心を射抜く。

「調子良いじゃないか、副主将」

「きゃぁ!!」

突然後ろからかけられた声に驚いてしまう。

「もう、美綴先輩、驚かせないでください」

「ゴメンゴメン、それより昼食にしようか間桐」

笑いながら謝る彼女からは、もう暗い影は微塵も感じられない。
聖杯戦争の直後、事件に巻き込まれたため、酷い噂もたった綾子だったが、今はもうその事も過去の話になりつつある。
最初はそれでも、彼女を良く思わない人間からの、心無い誹謗中傷や陰口もあった。
しかし、もともと気風が良く、姉御肌で、皆に好かれていた彼女だ。
同時に、学園で敵に回してはいけない人ランキングでも三指に入るわけだが。
とにかく、毅然として堂々と振舞うちに、そんな噂が割り込む余地は無くなったということだ。

桜はその強さに憧れた。
辛い事もあっただろうけど、常に前を向いてそれを乗り切ろうとする姿は、憧れの姉の姿に重なって見える。

「そういえば、美綴先輩は遠坂先輩と仲が良いんですよね?」

「パスパス、しばらくその名前は禁句だよ」

掌をひらひらと振りながら嫌そうな顔をする。
本来、間違いなく美人の部類に入るにもかかわらず、その整った顔に苦々しい表情を浮かべる。

「何かあったんですか?」

ここ二、三日妙にハイだった姉の姿を思い出した。

「いや、賭けに負けてさ。ったく、遠坂のやつの提案が容赦ないんだから・・・」

桜は「はぁ・・・」と、相槌を打つしかない。
話は見えないが、あの姉がする事だから、笑って済まされる範囲のギリギリまで攻めたに違いない。

「もうちょっと、間桐が積極的だったら、こんなことにはならなかったんだけどね」

「はい?」

「いやいや、こっちの話」

どっちが、相手が羨むような彼氏を先に作るか。
凛が士郎を連れてきた時、綾子は正直意外だった。
考えもしない線だったと言っていい。
しかし、素直に負けを認めた。
それは、綾子が士郎に好意を持っていたからとか、そんなことではなくて、幸せそうに微笑む凛の姿を、素直に羨ましいと感じたからだ。

『ああ、いい恋をしてるんだな』

って、素直に感心したからだった。

「やれやれ、世の中なかなか好い男ってのは落ちてないねぇ」

そんな、お弁当を広げながらの綾子の述懐に、桜は笑うしか出来ない。

ただ、彼氏が欲しいだけならそう難しい事はないだろう。
いくら、学園の男子からも恐れられている女傑だと言っても、綾子ほどの美人だ、憧れている生徒は両手で余るだろう。
でも、綾子の相手に求める条件はなかなか厳しい。
少なくとも何か一つでも良いから、突き抜けている物がなければならない。

衛宮士郎がそうであるように、遠坂凛がそうであるように。

それは、必ずしも武術である必要は無いが、とにかく、綾子自信に認められる必要があるわけだ。
ただ、如何せん綾子自信が相当のハイスペックだ、そうそう、感心する物を持っている人に会うことは難しい。

「間桐、どうした?」

いつまでも、そう大きくないカバンを漁ったり、引っくり返したりしている桜に声をかける。何となく、察してはいるが一応尋ねるのが礼儀だろう。

「あの・・・」

「・・・やぱり、弁当忘れたのか」

がっくしと、肩を落とすリアクションを見れば一目瞭然だが、やはり予想通りらしい。

「どうする、取りに戻るか?」

見かけによらず、いや、胸だけ見れば見かけどおりだが、大人しそうな姿に似合わず、間桐は結構大食いだからな。などと、失礼な事を考えつつ表情には出さない綾子だった。
一方の後輩は、


この世の終わりです・・・


と言わんばかりに項垂れて涙目になっている。




なんて、どこぞの騎士王のような態度は取らないあたり理性が窺えるが、明らかにショックを受けているのは隠せない。
自分の弁当を分けてやろうにも、すでにほとんど残っていない綾子の弁当箱の中身では、何の足しにもならないだろう。



「副主将、外国人のお知り合いが訪ねて来てますが・・・」


心当たりはおありですか?という言葉よりも早くやってきたのは、救いの神かそれとも騒動の火種か。


「よう、サクラ、弁当届けに来てやったぜ」


颯爽とやって来たランサーに呆然とする桜と、騒然とする綾子をはじめとする部員達。


「腹が減っては戦はできないぜ、ほらよ」


相変わらず呆然としている桜に弁当を手渡す。
騒然としている周囲を気にもとめていないのが、如何にも剛毅で細かいことは気にしないランサーらしい。


「ったく、一見しっかりしてるように見えてよ、どっか抜けてるところなんざ、嬢ちゃんそっくりだぜ、さすが姉妹だな」


「キャーキャー!!」


ランサーの不用意な言葉に思わず声を上げ、その口を押さえようとする。


「おっと、悪い」


「間、間桐先輩・・・」


「え?」


震えるような後輩の声で、ようやく桜も周りの視線に気がついた。
今声をかけたのは新入部員の1年生だが、なんだかすでに涙目だ。
ちなみに、この少年は先輩である桜を慕っていた、有体に言ってしまえば憧れていたのだ。
フリーだと聴いていた先輩の前に、親しげな態度の外国人がお弁当を持って訪ねてくれば、それはショックだろう。

もっとも、自分に向けられる好意には、甚だしく鈍感な桜が気がつくはずも無い。
というか、聖杯戦争が終わるまでおよそ人間らしい感情を閉ざしていたのだから、それを桜に望むのは酷だろう。


「間桐も隅に置けないな」


なかなか言葉が出ない1年に変わって、綾子がニヤニヤしながらトンデモナイコトを言い出した。
ちなみに、その表情はどっかの「あかいあくま」に似てたとか似てなかったとか。


「ええ!?隅に置けないって・・・」


「彼氏だろ?その、外国人」


「違います!!」


すごい剣幕の桜に、僅かに綾子が押され気味だ。


「え、だって、家に置いて来た弁当を届けるって事は同棲・・・」

「違います!!」


「へぇ〜!これがこの国の弓か!!」

そんな騒動なんてどこ吹く風、ランサーは初めて見る和弓を物珍しそうにしている。

「なあ、桜、これであの的の真ん中に当てればいいのか?」

綾子と喧々諤々している桜は答える余裕はない。
一方のランサーも、別に答えなんて聞いてないのでおあいこだろう。

矢を3本ほど拾い、適当に弓を構えそのうちの一本の矢を射る。
周りの部員が思わず苦笑する程に、それはいい加減な番え方だった。

ランサーが放った矢が、ヒュッと、空気を切り裂き、的の真ん中に矢が吸い込まれるように刺さった。

驚いたのは見ていた部員達だ。
基本を無視した、しかも真剣味も欠片も感じられない射方にもかかわらず、その軌跡は美しく、これ以上もないほど素晴らしい的中だったのだから。

物凄い大歓声に、綾子は桜をからかうのを辞め眼を向ける、釣られて桜もそちらに眼を向ける。
ランサーが射た矢は、真ん中も真中、円の中心点に突き刺さっていた。
それだけなら驚かない、いや、驚きはするが、こんな大歓声は起きない。
驚くべきは、その中心点に刺さった矢の背に、さらにもう一本別の矢が刺さっていることだった。

ランサーが最後の一本を射んとして構える。
相変わらず基本を無視した構え、しかし、綾子は眼が離せなかった。
何の迷いもなく、あっさりと放たれた矢。
しかし、綾子にも解かった。
あの矢は当たると。
そして、その考えどおり、一本目、二本目とまったく同じ軌跡を描いて矢は、二本目の矢の背に突き刺さった。
あまりの凄さに、歓声どころか物音一つ立てずに部員達は呆然と立ち尽くしていた。

「初めてやったけど、けっこう面白いな」

弓を下ろし、桜に話しかける。

「おい桜、どうしたよ?」

呆然とした表情で返事一つ返さない桜に、ランサーのほうが怪訝な表情をした。

「あ・・・、ごめんなさいクランさん、びっくりして」

ちなみに、桜は外ではランサーのことを『クラン』と呼んでいる。

「おいおい、確かに俺はランサーだけどよ、弓だって使うくらいはできるぜ。
ましてや、止まってる的に当てるくらいわけないぜ。」

「ふぅーん・・・」

「美綴先輩?」

「あんた、只者じゃないね」

美綴りの眼が、ランサーを射抜くような視線を向けている。

『アヴェール!?』

一瞬我が目を疑った。
目の前の少女と、彼の求婚を毅然と断り、英雄としての証明を求めた妻の面影が重なる。

「お嬢ちゃん、名前は?」

「人に名前を聞く時は、まず自分が名乗るってのは、世界共通の礼儀だと思うけどね?」

思わず、口の端がニヤリと歪む。
その気風の良い物言いがランサーにはひどく心地良い。

「確かに・・・、失礼したな。
俺は、クランだ、よろしくな」

「自称 ランサー 槍使いで名前がクラン?
ハン、大きく出たね」

怪訝そうに聞き返し、小馬鹿にしたように溜息をつく。

「何だよ、俺がクランで、何か問題があるか?」

そんな綾子に、興味深そうにニヤニヤしながら言葉を返す。
そのランサーの表情を挑発と取りカチンと来たのか、綾子の表情が引き締まる。

「・・・フン、ついてきなよ」

そのまま、弓道場から出て行く。
その後を楽しそうなランサーと、心配顔で桜が追いかける。

一度も振り返ることなく、綾子は道場の中に入り、ランサーと対峙する。

「先輩、どうする気なんですか?」

桜が、倉庫から薙刀を持って出てきた綾子に不安気に声をかける。

「今からこいつと立会うのさ」

「そんな・・・、危ないですよ」

「一つ聞いてもいいか?」

止めようとする桜を手で制して、ランサーが相変わらずの表情のまま声をかける。

「あんた、ここに来るまで一度も振り向かなかったな、俺がついてこないかもって考えなかったのか?」

「仮にもケルトの大英雄を自称する奴が女相手に逃げ出したなら、それこそ腹を抱えて笑ってやるよ」

「まあ確かに、あんた程の美人の誘いを断るなんて勿体無いことはしないけどな」

ヒュ〜、と、口笛を鳴らしながら、あくまで緩んだ表情で答えた。

綾子の構えを見る。
一朝一夕や俄仕込みの構えではない。



「ああ、そうかい、ありがとな。
さ、生憎と槍はないけど、薙刀でも竹刀でも好きな得物を選びなよ」

「いや、俺は得物は良いや」

愚弄された。
綾子の口元が思わず歪む。
その笑みは完全に怒りの笑みだ、ランサーを見る眼に怒気が宿る。
それまでは、このクー・フーリンを自称する男を試してみよう、くらいの気持ちだった。
先ほどの弓を見ても、佇まいを見ても只者ではない男に興味を持ったわけだ。
それが、一変した。

「あっそ、じゃあ、はじめようか。間桐、合図を頼む」

綾子は、数々の武術を身に着けた達人だ。
怒りのままに攻撃するような愚は犯さない。
自分を愚弄した代償を相手に与えるために、恐ろしく冷静に相手を見据えていた。
主将を務める弓は、実はむしろ一番苦手な部類に属する。
対して、この薙刀は綾子が最も得意とする武術だ。

目の前の男が只者じゃないことはわかる。
自分の事を過小評価しているのか、それとも自らを過大評価しているのか、恐らくはその両方だろう。
どちらにしても、多少痛めつけても問題ない、自業自得という物だ。

「始め!!」

合図がかかっても、目の前のランサーは構え一つ取らない。
相変わらず、頭の後ろで腕を組んで立ったままだ。

無駄のない、鋭い踏み込みで薙刀を振るう。
確実に当るはずの一撃にもかかわらず手応えがない。
それどころか、一瞬たりとも視線を外していないのに、目の前に居たはずのランサーが居ない。

直後、ゾクリ、と、背後から物凄いプレッシャーを感じる。

「なかなか良い一撃だったぜ」

振り返ると、相変わらず笑みを浮かべたランサーの手刀が、首筋に当てられていた。

綾子は思わず、その表情に眼を奪われた。

先ほどまでと違い、ランサーの笑顔が、野性味溢れる男臭い物だと感じた。

「勝気で気風が良くて、武術の嗜みもある、そのうえ美人か。気に入ったぜお嬢ちゃん」

ランサーが綾子の髪を一房掬い、それに口付けをする。

「あ・・・」

その仕草に瞳を奪われた。
眼が合った。
悪びれもせずニヤリと笑うランサーに、何故か綾子の方が瞳を逸らす。

「ククク・・・かわいいな」

肩をつかみ、クルっと綾子を自分の方に向けさせて、逸らした瞳を覗き込むようにしながら呟いたランサーの言葉に、頬が熱くなる。

「なあ、せっかく勝ったんだし、ご褒美を一つくれねえか?」

ランサーの悪戯っぽい、だけど射る様な真直ぐな瞳から眼が離せない。
綾子は操られたように、コクリと首を縦に振ってしまった。




























士郎と凛が息を切らせて武道場に入ってきた。


「遠坂先輩、先輩どうしてここへ?」

「弓道部の子が、『前に遠坂さんに会いに来た外人さんが主将と武道場に・・・』って教えてくれたのよ」

「それで、美綴は?」

「・・・そこに」

見ると、綾子は道場の中心で放心したように座り込んでいた。

「ちょっと綾子、大丈夫?どうかしたの?」

「あいつに何かされたのか?」

「なあ、遠坂、『あれ』やっぱ無効」

「は?」

心配そうに声をかけた二人への綾子の返答に、思わず士郎と凛が眼を合わせて首を傾げる。

「例の賭けだよ、負けを認めたのやっぱ無効」


それだけを言い残し、綾子はゆっくりとした足取りで武道場を出て行った。

残された凛と士郎は、不思議そうに桜に眼を向ける。
そんな二人に、桜は苦笑を返すしかなかった。























武道場から離れ、綾子は一人で風に身を任せていた。
火照った頬に、外の風が心地よかった。
春風が綾子の髪を悪戯にくすぐっていく。

『まるで、あの男みたいだ』

自らの髪を一房手に取った。
クランを名乗った、あの男が口付けた箇所。
次いで、自らの唇を愛おし気にそっと触れる。

再び頬が熱くなるのを感じて、深呼吸をする。



「なあ、せっかく勝ったんだし、ご褒美を一つくれねえか?」


なぜ、自分はその言葉に素直に頷いてしまったのか。


相変わらず肩を掴んだまま瞳を覗き込み、嬉しそうに笑みを作った。


「じゃあ、ご褒美を貰うぜ」


そして、自分は一体何を期待していたのか。


長身のランサーとの身長の関係から、自然綾子は上目遣いに見つめる格好になっていた。
自然に綾子が、瞳を閉じた。


ドキンドキンと、心臓の鼓動がうるさい。

「・・・・・・てくれねえか」

「・・・は?」

「だからさ、勝った褒美にお嬢ちゃんの名前教えてくれねえか」

そういえば、結局自分がクランに名前を名乗っていなかった事を思い出した。

「・・・綾子」

「ん?何だって・・・」

「綾子!!美綴綾子だって言ったの!!!」

何を一人で勘違いしていたのか・・・。
自分の行動が気恥ずかしくて、そして何だか猛烈に目の前の男に腹が立って、思わず怒鳴ってしまった。

「綾子か・・・、綺麗な名前だな」

さっきまでとは全然違う、優しい微笑で素直に呟いたクランの言葉に、思わず怒気が削がれた。

「綾子・・・」

「・・・何よ」

その表情に見惚れて、慌てて視線を外す。

「もう一個、ご褒美貰うな」

「は?」












目の前にはクランの顔のアップ。

後ろで、桜が真っ赤になって呆然とこっちを見ていた。



現状が把握できない。



唇に広がる柔らかい温もり。
次いで、濡れた感触。



状況が把握できない。



鼻腔をくすぐる、乾いた草原のような匂い。



現実が把握できない。



離れていく、彼の匂い、温もり、そして顔。




風に吹かれて冷静になった頭が、何があったかを教えてくれる。
しかし、理解すればするほど、ますます顔は熱く、頭は混乱していく。


愛おし気に唇に触れていた指を離す。

青い空はと、悪戯な春風が、どうしてもあの男を思い出させて、胸が高鳴る。

そして、もう、会えないんだろうかと胸が痛む。

いや、そんな事はきっとない。


ゆっくりと背中を向けて道場から出て行くクラン。
それを綾子は呆然と見ていた。

一度だけ振り返り、何かを呟いて出て行ったあの男。


「綾子、 またな ・・・


それは、再び会いに来るという 誓約 ゲッシュだったのだから。

「私の ファースト・キスを奪ったんだからね、覚悟してなさいよ!」

少女の叫びは、春風に乗って、きっとあの槍兵に届くだろう。


魔術師の後書き


久々にお礼SS以外の書きました。
すいません、更新人気投票共々ご無沙汰です。

何かやる気が出なくって。
無論、忙しいのもあったのですけどね。

とりあえず、前々から書こうと思ってたランサーの話を書いてみました。
感想いただけたら幸いです、特にWEB拍手や感想で蒼い春風の続編読みたいって言ってくれた方、ぜひぜひ一言くださいませ。

ちなみに、本編で遠坂姉妹、番外編で綾子と次々と女性と仲良くなる兄貴♪
よかったね、良い女と縁ができて。
でも、ケルト神話では奥さんいるよね、アヴェールだっけ?
クー・ホーリンの求婚に対し、気丈にも英雄の証明を求めた勝気で美人な奥さん。