他力本願寺�U

 

結果発表

 

 

―――第六位　城島　晶！

 

わ〜〜！　パチパチパチ！

 

 

「と、いうわけで司会進行実況さくら、その他諸々担当の赤星です。

いや〜、おめでとうございます、晶さん！」

 

「ありがとうございます！」

 

「どうですか、今の心境は！

ぶっちゃけ夢オチ確定なので、好き勝手吐露しやがれ」

 

「うわ、いきなりそんなことを！？」

 

「だって………なぁ？」

 

「悲しげな目をしてあさっての方向かないで！？

もしかしたらありえるかもしれないし！

作者がこれから毎日応援ＳＳ送るとか！」

 

「はっはっはっは。

絶対不可能なｉｆはとにかく。

奇跡が起こってこの順位になれたと仮定して、なんか感想はあるか？」

 

「…………。

え、えっと、素直にうれしいですよ。

俺みたいなのが、こんな凄い順位になれて。

投票して下さった皆さんには、感謝してもしきれないです！」

 

「皆さんっても、多分作者しか投票しないと思うけどな（ぼそっと）」

 

「勇兄何か言った？」

 

「いや何も？

さ、続き続き」

 

「…………。

でも、美由希ちゃんとか、月村さんとかは残念でしたよね。

途中まではいい順位にいたのに、最後の最後で脱落しちゃって。

最終的には俺より下ですからね〜。

結局、えせ眼鏡やただスタイルがいいだけ女じゃ駄目だったってことですか」

 

「なるほど。

お前が彼女たちのことを常日頃からどう思っていたのかは、よくわかった」

 

「あはははは。

どうせ、夢だし〜」

 

「開き直ったな、晶」

 

「好き勝手喋れって言ったのは勇兄だろ」

 

「別に構わないが。

さて、そろそろ巻きが入ったんで、しめの言葉どうぞ」

 

「え、もう？」

 

「まだ５人も上がつっかえてるんだぞ？

お前に割ける時間なんてこんなもんだ」

 

「酷いこと言われてる気がする……

んじゃ最後にもう一度。

投票してくれた人、ありがとーー！！」

 

「絶対作者だけだけどな（ぼそっと）

はい！

６位の城島晶さんでした〜！

続いては………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピリリリリ　ピリリリリ（目覚まし音）

 

 

バシッ（何かを叩く音）

 

 

「…………んにゅ？」（寝ぼけてる）

 

 

「…………む〜」（状況を把握している模様）

 

 

「…………ん！」（状況認識完了）

 

 

「……いや、わかってた。

わかってはいたさ」

 

 

上を向く。

そうじゃないと、涙がこぼれ落ちそうだったから。

 

大丈夫。

泣く必要なんか無いんだ。

まだ未来は決まってないんだから！

 

 

でも。

 

 

「………夢の中くらい、一位獲れよ、俺……」

 

 

呟きは悲しく消えていった……

 

 

 

完

 

 

 

あとがき

 

ども、出遅れ気味のＳ＆Ｇです。

………本当ならもっと早く応援ＳＳ書いて、毎日投票もやってたはずなのに！

今月に入ってから、パソコンが壊れたりパソコンが壊れたりパソコンが壊れたりで大変だったから！

 

というわけで、こんな私に憐憫を覚えたのなら、どうか晶に一票いれてあげてください（ｫｨ

 

ＰＳ　赤星の呟き「投票するのは作者だけ」だけは実現しませんように（切実）