萌えと言う名の鎧を纏う

・・・セイバーブルマ、きたぁ!!
しかし、凛様、その手の中のセーラー服は何に使うのですか?
一体どんな闘い方を・・・・・・・・・はっ!!まさか・・・色仕掛け?

スパーリングパートナーはお任せください!!


妄想SSもう第何弾だかなんて綺麗さっぱり忘れたぞこんちきショー!


ピンと張り詰めた空気、凛とした佇まい。
ほぼ日課となった道場でのセイバーとの鍛錬
何度対峙しても、かの騎士王には圧倒される。
向かい合う圧迫感だけで息が苦しくなり、視線が絡むだけで迫り来る死の香りに鼓動が早鐘を打つ。

しかし、今日は異常だった。

息はハァハァとまるで数千キロを走った後のように浅く激しい。
鼓動は壊れたメトロノームのようにカッチカッチと16ビートを刻む。

「士郎、どうしたのです?」

尋常じゃない様子の俺にセイバーが心配そうに声をかける。

当然だ、最近では訓練後だってこんなに呼吸を乱すことはない。

「なんでもない、はやく、打ち合おう」

ハァハァと、飢えた犬の様に呼吸が荒い

竹刀を構え、意識を統一し、スイッチを入れる。
セイバーはピンと張り詰めた糸のように寸分の隙もなく構えている。


ダメだ、さっぱり集中できない


セイバーの白く肌理の細かい肌が誘うように覗く
露出された大腿部が、キュッと締まっていて息を呑む
振りかぶった上段、かわいいおへそが服の裾からチラリと見えた
剣先よりも、そっちに目が行ってしまう
だって、男の子だもん


「っく!反則だ!!ブルマーなんて・・・ブルマーなんて・・・」


パコーン!と脳天に容赦なくセイバーの剣が振り下ろされたことに気がついたのは、うかつにも気絶から目が覚めた後だった。


・・・・・・柔らかい感触


「シロウ、大丈夫ですか?」

「・・・ああ」

倒れた俺を看病して、セイバーは膝枕をしてくれていた
無論、ブルマのセイバーの膝枕
つまり、俺の頭の下には、セイバーの生太股が!!

「シロウ、本当に大丈夫ですか?」

「なんでさ?」

「鼻血が出てますけど?」

「・・・・・・なんで突然その格好?」

かっこ悪く鼻にティッシュを詰めル俺

「凛が、置いていきました、なんでもこれを着た闘えば相手が男性なら戦力が3割減すると。
実際、今日のシロウは数段弱かった、不思議です、この服には見たところ特殊な魔術的効果は見込めないのですが」

「・・・・・・男にとっては、マーブル・ファンタズムみたいな物なんだ」




その後



「待っていたぞ、セイバゥアぁ!!!」

登場早々、英雄王鼻血を拭いてリタイア

「英雄王、貴様も所詮男だったか・・・」

衛宮士郎の慟哭が夜空に響いた



ということで、今回はブルマーか
コスプレ騎士王シリーズと名づけよう
次はどんな衣装がいいか、感想ついでにメールに書けば運がよければ実現するかもよ?
私は次は・・・・・・浴衣とかいいなぁ
拍手の場合は『茜屋さん』と銘記してね